大工さんの日常

今時手間受け大工の仕事、無駄?知識、愚痴なんかをちびちび書き綴ります。

お弁当

昨日、上棟しました。天気は晴れてて良かったのですが、茨城県はなかなかの大風‥。

お昼の時点で2階の曲がりも見終わり母屋と束を梁上に上げ、お昼をとりました。

午後1時、一向に風がやむ気配もない‥1時半、まだまだ強くなる‥最悪中止も考えましたが、若い鳶たちが「なんとかする!」と奮起。

母屋だの束だのはまだ軽いので良かったですが、野地が曲者。大風の影響で体が持っていかれる、鳶(19歳)が

「死んだひい婆ちゃんに会えるかも」

とか

「今なら野地板背負って飛べそう」

とか縁起でもない事を口にしつつまだまだ余裕の顔。
お陰でギリギリで野地板張れました。

うちは構造材、野地垂木のみプレカット、今回屋根仕上げがコロニアルだったので貼るのは針葉樹合板。寄棟屋根、見た目は「家!」って感じでカッコいいのですが、野地を貼るには面倒‥野地合板プレカット、羨ましい‥。

土地があまり広くなく、正面のベランダ面に足場があるとレッカーも倒せない、レッカー開口は前スパン、つまり前に足場は二段、上には上で66000ボルトの電気が流れているらしい超高圧線。

なんでも4メートル圏内にレッカーのブームが接近すると放電して皆さんもれなく黒焦げになれるらしいのでオペさんも慎重になります(^^;

足場がない正面と裏の下屋上を除き破風板と広小舞を打ったところで昨日は終了。

で、本日2日目、孤独な戦いのスタートです。

9時、瓦屋さんから着信。

「野地終わったって聞いたけど、今から紙貼り大丈夫?」

野地は終わったが、正面と下屋上の破風、広小舞がまだ残ってる‥

「午後以降になればなんとか出来るかと‥」

曖昧なりに返事をしちゃったので、月曜日足場組み直してからでいいや、とか軽く考えてた屋根の工事へ。茨城は明日雨、少しでも被害がないのに越したことはないですよね?

ベランダの手摺下地を作って、それを足場に。下屋も間柱で腕木を出して足場板を乗せて‥安全足場台、欲しい(*´ω`*)

なんとか瓦屋さんが来る前に終えて無事ルーフィングを敷いてもらいました。

実は今日、弁当を作ってもらったのに忘れました。昨日のうちに積んでおけば良かった発電機用のガソリン携行缶、それ積んでたらすっかり忘れました。

家内から電話を貰って忘れたことに気づくも取りに行くのが億劫になってそのまま出勤。

お昼、改めて弁当がないことに気付く、食べに行く?コンビニに買いに行く?諦める?

諦めました。いくら近いと言えどもまだまだ骨状態の現場、人が入っていれば気兼ねなく買い物も行けますが、道具出しっぱなし、リースの発電機も堂々と置いてある、なにより出歩くのがかったるいですよね。

飲み物で腹をそこそこ満たし寝る!弁当なくて一人の時はほとんどお昼食べてないかもただ晩飯の量が普段の5割増しぐらいになるから体には良くないですよね、今からカロリー消費してきます。