仕事の教え方、教わり方
難しいですよね、何をやるにも何を教えるにも。
今日もマンション、いつものメンバー。
皆さん、社会に出てからどうやって仕事覚えました?教えてもらえましたか?見て覚えましたか?
4月から実父であるY大工さんの新弟子として大工デビューを果たしたK君、仕事は見て覚えたタイプのYさん、息子にも同じように教えているらしく、基本動く親方を見守る弟子、シュールです。
もう一人大工さんがいて、こちらS親方、こちらもパッパと説明、やるだけやらせて間違ったら壊してやり直し、で今のお弟子さんを育てたらしいです。
幸か不幸か、私はみっちり教わりました。一つ一つの動作から道具の使い方、段取りの仕方、人間付き合いから何から教えてもらいました。
最初は苦痛でしたね、何をやってもダメ、常に目を光らせてたので悩んでるのが目につくと
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
悩んで自分で解決できるようになるまでは何でも聞け、頭を使うより今は体で仕事しろ、ばりに事細かにお説教をいただきました。
親方と昔からの付き合いがある下職さん連中からは
「あの人の下でよく続いたよな~すぐ辞めると思ってたよ」
とか私が誉められてるのか親方がけなされてるのかわからないような賛辞を未だにいただきます。
人には教えるにも教わるにも向き不向きがあると思います。私は考え出したら体が完全に止まってしまうタイプなので、上の二人のようなやり方では正直大工出来てなかったと思います。
先々の事を考えるとみっちりマンツーマンで教わった方がいいのかもしれません。私はそうでした。
仕事を見て盗むのが理想ですが、見ていても盗めない事の方が多いのも事実。
一を聞いて十を知るような人間ばかりならば、仕事を教えるにも教わるにも楽を出来るでしょう、しかし実際はそうはいきません。
人を教える立場の方、いっぱい怒っていっぱい手をかけてください。
人に教わる立場の方、いっぱい怒られていっぱい手を煩わせて下さい。
やる気を見れば本気で怒れます。やる気があればついていけます。
なんだか説教みたいになっちゃいましたね。
さー明日は自分の現場、土台敷きからスタートです。